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伝統的方法で造るクレマン・ダルザス [フランス]

クレマン・ダルザス(Cremant d'Alsace)はアルザス地方で造られるスパークリングワインです。使われるぶどうは主にピノ・ブラン(Pinot Blanc)ですが、ピノ・グリ(Pinot Gris)やピノ・ノワール(Pinot Noir)、シャルドネ(Chardonnay)も使われます。しかし、ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)とシャスラ(Chasselas)だけは使われません。

白ワインの代表的な品種として各地で栽培されているシャルドネは、アルザスの白ワインのラベルには記載できません。しかし、クレマン・ダルザスには使うことができます。

「クレマン」はシャンパーニュ地方以外のフランスで造られるスパークリング・ワインを言います。造り方はシャンパンと全く同じです。

スパークリング・ワインは発酵が済んだワインに糖分を加え、2次発酵させて造ります。2次発酵はボトル内またはタンク内で行います。シャンパンはボトル内で2次発酵させます。タンク内で2次発酵する方法はシャルマ方式(Charmat Method)と呼ばれ、コストが下がります。

以前はボトル内で2次発酵させる方法をMethode Champenoise(シャンパーニュ方法)と呼んでいました。しかし、1980年代末にEUのワイン法がMethode Traditionelle(伝統的方法)という言葉を定め、シャンパーニュ以外のフランスで造られたスパークリング・ワインはクレマンと呼ばれるようになりました。

クレマン(Cremant)は気泡がCremeux(クリーミィ)さを感じさせることから来ている名前です。かつては微発泡のワインを指す言葉でした。

アルザス・グラン・クリュの4品種 [フランス]

アルザスには51のグラン・クリュ(Grand Cru)が設定されています。アルザス・ワインは8品種のぶどうを使うことができますが、アルザス・グラン・クリュを名乗るワインが使えるぶどうは次の4品種です。

・リースリング(Riesling)
・ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)
・ピノ・グリ(Pinot Gris)
・ミュスカ(Muscat

これらの4品種はアルザスで作られる2種類の甘口ワインにも使われています。。

・ヴァンダンジュ・タルディヴ(Vendanges Tardives)
・セレクション・ド・ノーブル(Selection de Grain Nobles)

ヴァンダンジュ・タルディヴは直訳すると「遅摘み」です。収穫時期を遅らせることで糖度の上がったぶどうを使う甘口ワインです。セレクション・ド・ノーブルは直訳すると「粒よりの高貴なぶどう」という意味で、貴腐ワインです。

アルザスの東にはライン川が流れています。ライン川の西側はドイツでは最も南のワイン産地であるバーデン(Baden)です。

アルザスは北緯47.5?49度に位置します。アルザスとバーデンはほぼ同じ緯度に位置しますが、ワイン造りに大きな違いがあります。アルザスでは甘口ワインを除くと、ほとんどのワインでぶどう果汁に糖分を加える補糖(シャプタリザシオン、Chaptalization)を行っています。これに対し、ドイツのワイン法はぶどうそのものの糖度にこだわり、高級ワインでは補糖を禁じています。

アルザス・ワインにつかうぶどう8品種 [フランス]

アルザスはライン川とヴォージュ(Vosges)山脈に挟まれた平原です。アルザスは1648年まで神聖ローマ帝国に属していましたが、三十年戦争、普仏戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と、戦争のたびにドイツ領になったりフランス領になったりを繰り返しました。

アルザスはフランスとドイツの両方から影響を受けています。ワインに使われるぶどうは8品種の名前にもドイツ語とフランス語が混じっています。

・リースリング(Riesling)
・ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer
・ピノ・グリ(Pinot Gris)
・ミュスカ(Muscat
・ピノ・ブラン(Pinot Blanc)
・シルヴァネール(Sylvaner)
・シャスラ(Chasselas)
・ピノ・ノワール(Pinot Noir

リースリングは栽培面積と知名度の点でドイツを代表するぶどう品種と言えます。ゲヴュルツトラミネールはウムラウトの付いたüを含む名前そのものがドイツを感じさせます。Gewürzは「スパイス」を意味するドイツ語です。

品種を記載するアルザスのワイン [フランス]

欧州のワインは「どこで造ったか」を重視し、産地の名称をラベルに記載しますが、ぶどう品種は記載しないのが普通です。これに対し、カリフォルニアオーストラリアニュージーランド、南アフリカなど、いわゆるワインの新世界では「どんなぶどう品種で造ったか」を重視します。

使ったぶどうの品種をラベルに表記しているワインをヴァラエタル・ワイン(Varietal Wine)と言いますが、その発祥の地はカリフォルニアです。

現在は質の高いワインで知られるカリフォルニア州ですが、禁酒法が解禁された直後のぶどう畑は荒れ放題でした。そこで、カリフォルニア大学デービス校に在職していたメイナード・アメリン(Maynard Amerine)はカベルネ・ソーヴィニョンやメルローやシャルドネなどの栽培を広めることを指導しました。

高貴なぶどう品種を使い、それをラベルに記載したヴァラエタル・ワインはカリフォルニアからオーストラリアやニュージーランドや南アフリカなど、いわゆるワインの新世界に広がりました。

アルザスはフランスの中では例外的にぶどう品種をラベルに記載します。そこには、どんな事情があったのでしょうか。私にとってワインにまつわるなぞの一つです。

オー・メドックの第5級 [フランス]

6月下旬に成田-パリ間で利用したエールフランス航空でサービスされていた赤ワインはボルドーとローヌとの2つの銘柄でした。ボルドーの赤ワインは「オー・メドック シャトー・カントメルル2008 第5級グラン・クリュ・クラス」(Haut-Médoc Château Cantemerle 2008 5ème Grand Cru Classé)です。

ボルドー地方のAOCの一つであるオー・メドックにあるシャトー・カントメルルが造ったワインです。使われている主なぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローです。

シャトー・カントメルルの所有権は何度か変わっています。最近ではSMABTP(Les Mutuelles d'Assurance du Bâtiment et des Travaux Public)が1980年に買収し、設備を改修、ワインの品質が安定したと言われます。SMABTPはフランスの保険会社です。

エールフランス航空が配布しているワインリストに記述されている説明によると、シャトー・カントメルルは1855年にボルドーで行われた最初の格付けでは選に漏れたが、その後、第5級に加えられたとあります。おそらくは活発なロビー活動があったと想像します。
 
カントメルル.jpg 

クローズ・エルミタージュのシラー [フランス]

成田-パリ間で利用したエールフランス航空で、サービスされた赤ワインはローヌとボルドーの2つの銘柄でした。ローヌの赤ワインは「クローズ・エルミタージュ レ・メゾニエ2011 M.シャプティエ」(Crozes-Hermitage Les Meysonniers 2010 M.Chapoutier)です。

M.シャプティエ社が北部ローヌのAOCであるクローズ・エルミタージュのシラーで造った赤ワインです。このワインのラベルには点字も打たれています。

M.シャプティエ社はローヌの北部と南部に、合わせて350ヘクタールの畑を持ち、1999年から有機農法によるぶどう栽培に取り組んでいます。
Les Meysonniers.jpg

マコン・ヴィラージュのシャルドネ [フランス]

6月下旬に成田-パリ間で利用したエールフランス航空。サービスされた白ワインは「マコン・ヴィラージュ2011メゾン・ルイ・ジャド」(Macon Villages 2011 Maison Louis Jadot)という銘柄でした。

「マコン」という名のつくAOC(原産地統制呼称)が4つ存在します。マコン(Macon)、マコン・シュペリュール(Macon Superieur)、マコン+村の名前(例えば、Macon-Prisse) 、マコン・ヴィラージュ(Macon Villages)です。マコン・ヴィラージュはシャルドネによる白ワインのAOCです。(http://wine001.blog.so-net.ne.jp/2013-01-18

エールフランス航空がサービスしていたのは、ルイ・ジャッド(Louis Jadot)社が手掛けたマコン・ヴィラージュの2011年ものです。ルイ・ジャッド社はブルゴーニュで活躍するネゴシアンの最大手です。

「マコン・ヴィラージュ2011メゾン・ルイ・ジャド」のお値段を調べてみたら、米国では16ドルほどでした。
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シベリア上空でドゥーツのシャンペン [フランス]

6月下旬、成田とパリとの行き来でエールフランス航空を利用しました。機内では4種類のワインがサービスされていました。

離陸して約2時間後、シベリア上空を飛行中に、ワインやジュースなどのサービスが始まりました。まず、シャンペンをいただきました。シャンペンは「ドゥーツ・ブリュット・クラシック」(Deutz Brut Classic )という銘柄のものです。ドゥーツ社はシャンパーニュ地方のほぼ中央に位置するAy村でシャンパンを造っています。

アメリカの歌手、マドンナはドゥーツ社のプレステージ・キュベ(吟味したぶどうの一番搾りで造るシャンペン)を愛飲しているそうですが、私が味わった「ドゥーツ・ブリュット・クラシック」は、ドゥーツ社で最も売れているシャンペンです。Brutはやや辛口であることを意味しています。
 
エッフェル塔無題.jpg

コップで味わったフランスのワイン [フランス]

6月下旬、成田とパリとの行き来でエールフランス航空を利用しました。機内でサービスされたワインは4種類でした。シャンペン、ブルゴーニュの白、ローヌの赤、ボルドーの赤です。行きはA380、帰りはB777でしたが、サービスされたワインは同じでした。

グラスはステム(脚)のないコップでした。ちなみに、3年前に利用したアリタリア航空はブルゴーニュ・タイプの大きなワイングラス、昨年利用したルフトハンザ航空は食洗器で洗えるような無骨なグラスでしたが、ステム付きでした。

しかし、さすがにエールフランスです。シャンペンも赤も白も、コップで味わってもおいしかった。シートも水平にして寝たときに、変に背中に凹凸感を感じることのない、快適な形状と機能でした。

来年はワインが不足するとか [フランス]

ついこの間まで、ワインの世界的な供給過剰を防ぐために、EU域内では補助金を出して低品質なぶどう畑を閉鎖してきました。それでもなかなかワインの供給過剰問題は解決しそうもありませんでした。

ところが、今年はヨーロッパのぶどうが不作だったことを受けて、供給過剰問題など、どこかに忘れられたようなニュースが報道されています。

ヴァルドルビュー(Val d’Orbieu)のCEOは、来年は世界でワインが13億本不足すると予測しているそうです(http://www.sltrib.com/sltrib/world/55107420-68/wine-million-hectoliters-production.html.csp)。

ヴァルドルビューは南フランス・ナルボンヌのぶどう栽培農家を中心にした協同組合です。

13億本の不足が本当だとすると、どれほどのインパクトが出てくるのでしょうか。

ぶどう栽培やワインに関する問題を扱っている国際機関であるOIV(Organisation Internationale de La Vigne et du Vin)の報告書(Statiscal report on world vitiviniculture 2012)によると2011年の世界のワインの年間消費量は244億リットルと予測されていました。これを750ミリリットルのボトルに換算すると325億本になります。

13(億本)÷ 325(億本)= 4.0%

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